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防風・防雪ネット

 ポリエステルを主材料に作られメッシュ上のネット。ネットの網目は1mm四方程度に作られ、厚み、重量もあり、非常に丈夫な作りになっている。
 物理的な破損がなく、支える支柱が十分な強度を有していれば10年以上はほぼ手入れが必要なく使用できる。
 果樹だけでなく、園芸栽培でも広く利用され、高さ2m程度のものが露地栽培の園芸で利用されいる。

・メリット
 必要な場所にすぐ準備が出来る。
 非常に丈夫で、環境が良ければ十数年間は手入れ不要で使える。
 果樹栽培では防鳥ネットの側面部分として兼ねて使用できる。

・デメリット
 平地などの風の強いところでは、台風等の突風で負ける(傾くなど)ことがある。
 ネットのを設置する支柱・ワイヤー等の設備が必要でコストが高い。

防風・防雪ネットの手入れ

<代表的な防風対策>
防風ネット写真 設置された防風・防雪ネット
 風対策としての高さ約4m。
 果樹棚用の支柱とワイヤーに固定されて広げられています。
防風ネット手入れ写真 冬に向けて固定
 ネットを広げたまま放置すると、雑草が生えるなどして地表面の手入れが不十分になります。
 不要な時期は、ネットを束ねて固定します。
 写真のネットは、水色の防風ネットの他、強度と効果を高める為に目の粗い白いネットの2重になっています。
防風ネット写真2 ネットを束ねる
 ネットの固定を不十分に行うと雪が積もり負荷がかかり、破損の原因となります。
防風ネット写真3 束ねられた防雪ネット
 丈夫なワイヤーにしっかりと縛り、固定しています。
固定した防風ネット 片付けた防風・防雪ネット
 容易に片付けれる地上部分の下半分を固定し邪魔にならないようにして冬を迎えます。
 必要な時期になったらネットを広げて使用します。
 風当たりが強い場所。強風が吹きつける場所では、防風ネットに大きな力が加わり耐えられない場合もあります。
 この場合、防風林などを併用することで風対策を行います。
 本ページで紹介している防風ネットについても、外周を杉による防風林で囲った内側に防風ネット設置しています。
 防風林については、姉妹サイト「防風林ナビ」にて紹介しています。(別ページで開きます。)」

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