チェンソー(チェーンソー)

 一重にチェンソー(チェーンソー)といっても用途や作業場所により様々な種類があります。
 林業でもない限り大型のプロ用チェンソーが必要ということはありませんが、用途に合わせた種類のチェンソーが必要です。

チェンソーの種類

・名称チェンソーとチェーンーについて
 当ホームページ内でも混在している使用していますが、正しい表記は「チェンソー」です。しかし、呼称する時には多くの場合で「チェーンー」と発音されており、どちらも同じものです。

・動力による違い
 ・電動チェンソー
 100V電源が取れるガーデニング用に売られています。安価かつ軽量ですが、電源が取れる場所が必要です。また、コードが煩わしいです。
 ・充電式チェンソー
 バッテリーパックを装着して使用するタイプです。電源があればコードから解放されますがバッテリーパックの重量が加わります。
 ・エンジン式チェンソー
 エンジンを搭載したチェンソーです。エンジンの分重量が増し、大きな音と排気ガスがでます。
 また、2サイクルエンジンにある程度慣れていないと、エンジントラブル等があります。

・形状による違い
 ・トップハンドル型 チェンソー
 本体上部と側面を握るタイプのチェーンソーです。ゼノアの「こがる」に代表される小型かつ軽量設計が重視されたチェンソーに多く用いられています。
 主に枝払いに利用され、片手で容易に持ち運びができ扱いやすく、片手でエンジンを吹かすこともできます。しかし、作業を行う時は危険なため両手で使用することが基本です。
 切断面の大きさ:200mm~300mm程度

 ・リアハンドル型 一般用
 持ち手が本体後方についている一般的なチェンソーです。両手の間がトップハンドル型より広いことで、安定感が増します。排気量・価格・重量のバランスがとれている廉価品であり、ホームセンターで販売される主流のものです。
 切断面の大きさ:300mm~350mm程度

 ・リアハンドル型 プロ用
 安定性・信頼性・排気量(パワー)が重視された林業等のプロ用です。排気量30cc程度から50~60cc等の大型なものまであります。排気量が一般用と同程度でも価格は高価(2倍以上)であり、メンテナンス性や製品自体の根本の耐久性能が違い、長く使うことが出来ます。
 切断面の大きさ:300mm~600mm程度

・ガイドバーの違い
 先端の滑車のありなしでハードタイプとスプロケット。ハードタイプの中でも先端が細いカービングノーズに分かれます。彫刻作業を除く一般利用では、ガイドバーの長さ以外はあまり気にする必要がありません。
 ・ハードタイプ
 先端が特殊合金で強化されていて突っ込み切削に強いガイドバーです。
 ・スプロケット
 先端に滑車を入れることで摩擦抵抗を低減し切断面の切断力を向上しています。
 ・カービングノーズ
 ハードタイプの中でもガイドバーの先端が細いガイドバー。先端が細いことで彫刻(カービング)等の細かい作業に向いています。
 また、先端が細い事でキックバックが起きにくいです。CV又は、カービングバーと表記されています。

・チェンソーの刃の種類(ソーチェーンの種類)
 チェーンの刃についても、その強度や抵抗(切込)等により種類があります。基本的に購入時についている刃をベースに考えて取付を行います。
 通常の利用ではあまり気にする必要がありません。切れないのであれば、目立て方法が悪い。切断物の固定が悪い等の取扱に原因があります。

・販売店の違い
 チェンソー等の購入ではプロショップとホームセンター其々で売られています。プロショップでの購入では安価な物の取扱がなく割高である。もしくは高価な機種しかないことが多いですが店員の知識とアフターケアが違います。
 購入先は使用量やお財布事情にもよって異なり、人それぞれで正直どちらでもいいです。
 良い物を長く使いたいのであれば、断然前者です。
 しかし、当サイトの管理人のように程程で使用し、壊れて自分で治せない領域であれば買い替えるというのであればホームセンターで十分です。(価格3万円のものでも修理に出すと1~2万円かかることがあるため。)
 何れにせよ用途を説明し、店が勧める商品の購入が無難です。多くの場合で勧める商品は、修理・故障等の対応で円滑に対応できるものを進めてきます。(無責任となる物を避けます。)
 また、初めての購入ではその旨も伝えて購入することが重要です。しかし、ホームセンタ―の場合には用途を説明しても店員が使用経験がない場合もあります。
 その時は使用経験のある知り合いや、他の使用経験があるホームセンターの定員に一度聞いて購入すると良いかもしれません。
 大きなホームセンターでは、農業や建築経験者を店員として置いているところもあります。
チェンソーの種類
軽いゼノアチェンソー こがるミニ ・チェンソー トップハンドル形
 トップハンドル型の最軽量ゼノアの「こがるミニ」です。エンジンチェンソーですが、本体重量は2.2kgしかありません。
 軽いゼノアチェンソー こがるミニ
リョービ チェーンソー ・チェンソー リアハンドル一般用
 ホームセンター等で手軽に購入できる一般的ともいえる物で管理人特に愛用する一台です。リョービ製ESK-3500、本体重量4.2kg(全装備5.3kg)
 ホームセンターで購入した価格2万円後半~3万円前半程度です。これ1台で果樹の剪定から樹齢20年を超える杉の木も伐採をしています。
ガイドバーの種類
スプロケットノーズバー ・スプロケットノーズバー 
 先端の丸く滑車が入り全体に幅があるスプロケットノーズバーです。
 先端までガイドバーに大きさがあることでバー自体の耐久性が良く、滑車によりソーチェーンが滑らかに動くことで切断力が良いです。
 ホームセンターの安価な市販品で多く見かけるタイプです。
スプロケット 滑車 ・スプロケットノーズバーの滑車
 スプロケットバーのソーチェーンを外した先端部分です。
 縦溝の中にある突起が回転する滑車の突起です。
カービングノーズ ・ハードノーズ カービングバー(CV)
 先端が細くなったカービングバーです。 先端が細いことで細かい作業に向いています。また、先端が細い事でキックバックが起きにくいです。
 枝払いをするトップハンドルタイプで多く装備されていますが、スプロケットノーズバーより割高です。
農業機械の内の各ページ
 ・チェンソーの種類と用途
  ・軽いゼノアチェンソー こがるミニ
   ・刈払機

チェンソーのメンテナンス方法については、
別館:農業機械メンテナンスナビ>チェンソーのメンテナンス方法(別ページで開きます)

ページトップに戻る