流通販売能力

 収穫した農産物お金に換える。あたりまえですが、なかなかどうして。それなりに苦労があり、経費がかかります。

直接販売と間接販売

・直接販売による方法
 地方で見かける直売所等で、直接消費者に販売を行う方法。間接費(流通に伴う中卸手数料)が発生しない為、消費者には安く、生産者は割高に販売できる。また、市場規格から外れた商品もある程度販売できる為、ロスが少なくなる。しかし、おのずと販売量に限界にある。また、収穫期(繁忙期)に販売の為の人員を裂くため、出荷の量等の効率が著しく低下する。

・間接販売による方法
 卸売り市場に、集荷することによる市場へ販売する方法。
 個人にて出荷する個選と、共同にて出荷する共選がある。地方になればなるほど、消費の大きい市場が遠方になるため、共選として纏まる事が必要であったり、輸送コスト負担が増加したりする。

 個選では、手数料・搬送費などのコストが低く抑えれる一方、価格の変動が大きい。
 共選では、共同出荷の為の手数料や、保証金などを負担費用が発生する。しかし、価額の変動で出荷市場の変更などを行うことにより、市場相場の変動に強く、価額が安定しやすい。

・その他の販売方法
 メーカーなどの委託による生産販売。北海道でのメーカー専用のジャガイモや、煙草の葉の栽培が有名。予め、取引価額を決めた契約や、栽培面積に対しての契約等、形態は様々。

・特殊な農産物の販売方法
 加工による付加価値をつけた、直接販売。(北海道の生キャラメル等)
 ブランド力による地方発送による販売。(北海道 **メロン等)
 独自の流通(大手デパートの直接契約)による販売。

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