主枝の復活
何らかの原因により、大切な主枝の生育が衰えた場合、勢いが復活するための剪定方法を紹介します。
|
主枝の復活方法
・亜主枝が太すぎる側枝から亜主枝に決定した際に、太すぎる枝を亜主枝に選択していることが根本原因です。
亜主枝は、徐々に肥大し主枝に勝ることの無いよう、亜主枝の決定は主枝よりかなり細い(30%程度)の太さのものを選びます。果樹を大きくするのに焦らず、主枝のバランスにあった亜主枝を選びます。
既に主枝が勝っている場合には、軽度なら亜主枝の勢いを抑えるよう剪定します。かなり重度あれば、側枝から第2の亜主枝候補を準備し、亜主枝の入れ替えを行います。
・衰える予兆がある。衰えかかっている
強く切り返す程度で十分です
このほか、主枝の先の部分に予備枝配置し、主枝の先端全体の発育を促します。
・ある箇所を境に突然衰えている
強い発育枝が発生しているところまで、主枝を出しなおすことにより、主枝の勢いを取り戻します。
一旦、勢いの失った主枝は、主枝の発育が悪くなるだけでなく、主枝の基で養分が滞り、樹勢を乱します。
更には、亜主枝の肥大が進み、主枝いずれ負けます。そうなると、回復には最悪亜主枝を取り直すことが必要になる為、思い切って、主枝を大きく戻ることも大切です。
・梨の剪定
・梨の剪定1 苗木~3年目頃
・梨の剪定2 4年目頃から
・剪定作業の樹勢バランスの判断方法
・主枝の復活
・梨の剪定3 樹勢バランスを整える方法
・剪定鋏の使い方
・トップジンMペースト 使い方(殺菌癒合剤)