農業の土づくり

　継続して行う農業のために土地が痩せないよう、土作りを繰り返し行い地力が低下しないよう維持を行います。特に果樹は、他の菜園と異なり植え替えや土壌の入れ替え等を容易に行うことが出来ません。そのため、継続的な土壌改良を行い地力衰えないよう維持を行います。
　土作りは主に次の工程により行います。
　・有機肥料による３大栄養素とミネラル分の補給
　・石灰肥料によるカルシウムの補給。
　　〃　　　　　　酸性土壌の中和。苦土（マグネシウム）の補給。
　・化成肥料による３大栄養素の補給
　・トラクター（管理機）による土壌撹拌による地中の有機分の補給。
　　〃固くなった土の粉砕。

果樹園の土作り

土作りの考え方	土作りは単に養分を供給すれば良いというわけではなく、バランスの良い栄養素。ＰＨ値。有機分の量。土の硬さや水はけなどがバランスよく整っていなければなりません。
	有機肥料の使用１ ・時期　１２月～翌４月 ・内容 　土壌の地力の回復・維持管理の為に３大栄養素の他ミネラル分補給に有機肥料を使用し土作りを行います。
	土壌改良１（石灰の使用） ・時期　３月～４月 ・内容 　消石灰、苦土石灰を搬入し、酸性土壌を中和と苦土（マグネシウム）を補給する土作りを行います。
	化学肥料の使用 ・時期　３月～６月、１０月 ・内容 　即効性の化学肥料を散布し、効果的で確実な成長を促します。 ・高度化成肥料の使い方 　化成肥料の中でも高度化成肥料を用いる場合には注意があります。
	土壌改良2 ・時期　３～６月 ・内容 　トラクターを使用して肥料の土壌撹拌と地中への有機物の供給。根の活性化を行い栽培に最適な土壌へ改良します。
	果樹を甘くする有機肥料の使用 ・時期　５～６月末 ・内容 　梨を甘くする為に有機肥料の油かすを搬入します。

・農業の土づくり
　・土作りのバランスについては、土作りの考え方
　　・堆肥の使用については、有機肥料の使用１
　　　・石灰を用いた中和について、土壌改良１（石灰の使用）
　　　　・化学肥料の使用
　　　　　・高度化成肥料の使い方
　　　　　　・トラクター管理機の効果については、土壌改良2
　　　　　　　・油粕の使用については、果樹を甘くする有機肥料の使用
　土壌の酸性度（ＰＨ）測定に関することは、
　姉妹サイト：園芸栽培ナビ＞土壌ｐｈ測定器によるｐｈ測定と調整方法（別ページで開きます）

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