刈払機

 値段も手頃で扱いやすい草刈機のエンジン式刈払機。既に利用している人も、これから購入しようとしている人もいるはず。そこで少し刈払機の紹介と、管理人の刈払機です。

刈払機の種類と特徴

・刈払機の種類(形状の違い)
 ・背負刈払機     ・・・・ ○傾斜地、○平地
 ・両手ハンドル式  ・・・・ ×傾斜地、◎平地
 ・片手ハンドル式  ・・・・ ◎傾斜地、×平地
・刈払機の動力
 ・エンジン式 、電動式(庭先のガーデニング用)
・回転刃の大きさ
 230mm   255mm
排気量
 20cc~40cc
・重量
 ・背負刈払機  7.0kg~8.0kg
 ・ハンドル式  3.5kg~5.0kg
 写真で何度も掲載してる管理人の刈払機は、両手ハンドル式、エンジン式、230mm、20cc、重量3.9kgです。刈払機の中では、最小・最軽量の分野に入る物になります。
 購入先は、ホームセンターのコメリで、全く同じものを現在2台(6台目くらいです)を所有しています。 大排気量のタイプや、背負いタイプ、片手ハンドルタイプ、高価な物など使用した結果、こうなりました。購入価格は、2万円未満だったと記憶しています。メーカーは丸山製作所 BIG-M 2サイクルエンジン刈払機シリーズです。

こうなった理由
① 軽いことによる作業負担の軽減による効率化が最大の理由です。
② 同じ排気量クラスで数社の製品を試しました。しかし、このシリーズが日常のメンテナンスのみで故障がなく、安定して使用できたためです。
③ 農場では、農機具が盗難される問題もある中で、安く安定した性能が重要といった面もあります。

・懸念事項
 ・排気量の問題
 果樹栽培(果樹園やその周辺の除草)では、笹やススキ等の大型の雑草の除草を行うことがないため、パワー不足による致命的な問題はありません。1回の給油で、エンジン全開で約50分の連続作業が可能。給油し、連続3回程度運転してもエンジンなどに障害はありません。これ以上の連続作業は、使用者側への肉体的負担のた実際には行えません。
 長い草(30cm超える長さ)の除草の際には、除草した草が回転刃へ巻付く問題があるため、パワー不足を感じることはあります。

・回転刃の大きさの問題
 排気量が小さい為、この製品では255mmの回転刃の使用はできません。しかし、作業速度に大きな差は発生していません。

・除草能力の問題
 果樹園内に生える雑草の範囲では、問題なく除草できます。
 特に、細く柔らかい雑草に対しては、排気量は関係なく回転刃の速度と刃の切れ味が影響する為、除草能力に問題はありません。

背負刈払機について
 管理人も一度、背負式仮払機を使用しました。残念ながら平地主体の果樹園ではそのメリットはなく、単に重量が重いだけでした。最後には知人に譲り処分してしまいました。

日常のメンテナンス 
 手入れさえしていれば、5~10年は何の問題もなく使用できます。
 メンテナンスといっても、特に難しいことはなく、主な内容は以下の通りです。
・回転刃の手入れ(刃の交換、刃の目立て)
・回転軸へのグリスの補給
・エンジンのプラグの掃除
・エアクリーナーの掃除
・ネジ類の緩みに手入れ。
 所有している刈払機を同一にしているのは、購入元のコメリに故障の際の交換部品が販売していること。万が一故障した際に部品の入れ替えが出来るようにしているためです。現在2台の所有ですが、故障し動かなくなった物が部品とりように更に1台あります。
 メンテナンス方法詳しくは、
 別館:農業機械メンテナンスナビ
 >刈払機のメンテナンス方法(別ページで開きます)

管理人の刈払機の失敗談
 刈払機の使用は危険です。本当に危険です。正しく、注意して使用しましょう。
 管理人は以前に、回転刃(チップソー)の刃先が欠け、顔(目の斜め下約3cm)に突き刺さったことがあり、もう少しずれると、失明の危機!ということがありました。
 また、知人では回転刃が外れ飛んで行ったということも聞いたことがあります。このほか、一度使うと判るのですがエンジン音で周囲の音がかき消され、人や車両の接近に全く気づかない作業になります。無用な事故を避けるため、自分だけでなく周囲への注意喚起や道路への出入りには十二分に気をつけましょう。

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刈払機のメンテナンス方法については、
別館:農業機械メンテナンスナビ>刈払機のメンテナンス方法(別ページで開きます)

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