果樹栽培ナビ > 農業を始める(果樹園編)

農業をはじめる

 人材派遣会社の大手が農業に進出。農業を希望する若者の増加。日本の自給率の向上を!有機栽培による安全な食の取り組み。日本の農業の未来を担う。
 そんな農業を始めたい。農家を志したい。そんな考えを抱いた方に、農業経営者として少しご紹介。

農業の概要

農業・農家=個人事業者(自営業)
 農業(農家)と聞くと良くも悪くも様々なイメージがあります。しかし、イメージの前に農業の殆どが個人事業者(自営業)です。つまり、規模は違えど会社を経営することと同じ。経営責任が伴うリスクある仕事です。だから消して甘くない。それどころか、チョー辛い!夢を見ることは良いことですが、収支がとれて初めて成り立ちます。
 会社勤めから、農家に転身。定年を機に農業を始める。決して悪いことではありませんが、独立開業のそれなりの覚悟をして始めて下さい。
 管理人は、やりがいのある仕事と思っていますが、農業を始めることを進めているわけでもありません。もしこれを見た方が農業を志すなら応援します。共にがんばり明日の食料を作りましょう!

農業を始めるには?
 端的に言うと、元手(資金)、設備、知識、労力です。しかしこれでは参考にならないので、もう少し説明するとこんな感じです。
農地
農業設備(ビニールハウス、果樹棚、防風ネット等)
農業機械(トラクター、草刈機等。姉妹サイト:農業機械メンテナンスナビの知識等)
栽培技術・農業知識(栽培するための知識と技術、商品の知識)
流通販売能力(自己での販売・市場への出荷等)
・農作業を行う能力(体力的な問題。農業機械の普及によりほぼ解消されている)
農業資金(元手)

農業で生計を立てるには?
・単純に収支が合えば問題ないです。稼げる商品を作り、販売をする。それだけです。最も奥の深い難題で、説明のしようがありません。果樹栽培ナビ管理人も、何時どうなるか未だに解りません。

農業の安定性は?
 農業は自営業。そして所得(収益)は市場原理の基づくため良くも悪くも不安定。しかし、安定に向けた対策や行政の施策もあります。例えば、年金・保険等。
 農業(農家)のの安定化に向けた政策・制度を紹介します。
農業災害補償保険
労災保険の特別加入
農業者年金

農業の終了は?
 自営業の為、採算さえ合えば一生できる仕事です。
 終了は、自分で辞めるか、経営が成り立たなくなるかです。
 最悪な場合(破綻)では、農家の多くが自己所有の土地で農業を営む為、資産を処分して終えます。
 最良の場合では、農地が宅地や公共事業にかかり、高値で売却されたり引退したり、借地として賃貸収入暮らしになります。

経営者の実経験として意見は?
 現在の日本の農業政策では、専業農家として独立するには厳しい分野です。子供等の扶養者がいる間はこつこつサラリーマンが安定した生活で一番だと思います。しかし、そんな中でも趣味での園芸、果樹栽培やガーデニングは楽しく、喜びのあるものだと思います。
 今後の農業政策に、自給率の向上を!安全な食の取り組みを!農業を夢のある、将来性のある職業にしてほしいと心から願います。

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