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キウイフルーツの収穫時期

 キウイフルーツは、追熟(収穫後に熟させる)させて食べる果物のため、見た目で収穫時期が判断することができません。このため品種ごとに時期を確認して収穫し、追熟させます。
・主な品種の収穫時期
緑果肉 ・ヘイワード 晩生 11月上旬~中旬
・香緑 晩生 10月下旬
黄色果肉   ・ゴールデンキング  早生 10月下旬
・ジャンボイエロー 早生 11月上旬
・センセーションアップル 早生 10月中旬~下旬
 品種が判らない場合。時期が不安な場合には収穫を遅らせることは、甘くする方法の一つです。追熟しても甘くならない原因の一つに収穫時期が不適切(早すぎる)である場合があります。

・霜による被害について
 晩生品種等で収穫時期が11月となる品種では、収穫前に霜が降りて果実が被害を受けることがあります。霜被害を受けた果実は、見た目に変化がなくても果肉が柔らかくなり追熟時に腐敗が早く進むなどの害が発生します。
 天気予報の最低気温や霜注意報等を確認し、収穫時期を迎えた品種では霜が降りる前に収穫することが重要です。

キウイの収穫

キウイフルーツ収穫写真 キウイの収穫
 収穫時期となったキウイフルーツを収穫します。
 収穫時期となった果実でも実は固く、8月頃の状態と大きな変化はありません。しかし、見た目に変化がなくても中身が成熟するため、収穫時期前に収穫すると追熟しても甘くならないなど未成熟なものとなります。
収穫されたキューイフルーツ 収穫したキウイ
 キウイフルーツは、樹勢が強く雌株1本でも木が大きくなると食べきれないほど多く実ります。状態によっては摘果した後の実個数でも200個以上実ることもあります。
 採りすぎても腐らせるだけであれば必要分(食べきれる分)のみを収穫します。
 収穫した果実は、未熟であるため追熟を行います。追熟方法については「キウイフルーツの追熟」へ。
キウイフルーツの育て方
 ・結実させる受粉については、キウイの授粉・受粉
  ・雄花や異品種が咲かない時の授粉は、雄花・異品種が咲かない時の授粉方法
   ・摘果について、キウイフルーツの摘果方法
    ・キウイの収穫については、キウイフルーツの収穫時期
     ・収穫後に熟させる方法については、キウイフルーツの追熟
      ・剪定については、キウイの剪定 冬
       ・剪定後に樹液が溢れるときは、キウイ剪定後の樹液が止まらない問題

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