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籾殻・もみがら

 籾殻は日本全国で最も入手が容易といっても過言ではない有機肥料の元です。籾殻は肥料としてあまり役にたたないと思われていますが、利用価値が高く。果樹栽培や園芸に活用できる有機物です。
・籾殻の特徴
 珪酸(ケイサン)を多く含有する。撥水性に優れる。軽量で扱いやすい。微生物による分解がされ難い。燃やした場合には効果が大きく変わります。
 燃やした灰に草木灰の中でも酸化カルシウム分が比較的少ないカリウム肥料とします。灰については、草木灰の効果と使い方

・籾殻の活用方法
 土壌改良剤として土壌にすきこむと・・・
 ①水捌けが良くなる。
 ②土壌が柔らかくなる。

 地表面に堆積させると・・・
 ①日差しを遮り、防草(草が生えにくい)効果がある。
 ②地表面からの水分蒸発を抑制し、保湿効果がある。
 ③ハウス等では保温効果を期待できる。

 果樹園・農園の水捌け対策に・・・
 水捌け用の暗渠を作成する際、内部(空洞にする部分)に埋め込むのに利用できる。

 畜産業に・・・・
 酪農(牛・馬等等)の家畜の小屋の床に引きつめることにより、保温や衛生面等の多方面のメリットが生まれる。

・籾殻の果樹園での活用例(管理人及び果樹栽培仲間の場合)
 ①果樹園一帯に敷詰、除草・防草として活用
 果樹園一帯約2~3cm敷詰ている。除草・防草効果を期待する時にはある程度の厚みがなければ効果がないため、大量の籾殻が必要となり、最初の搬入時には直接トラックにて園内に搬入した。将来腐敗し有機肥料の効果も期待してのこと。

 ②果樹園の排水設備暗渠に活用
 暗渠を作成する際、果樹園内に排水用の溝を作成し、その中に排水管と空洞を作るため籾殻を入れた上で、土を被せる。籾殻を入れることにより、地中に空洞ができ、集水(排水)効果が向上する。

 ③未発酵堆肥の発酵に活用
 果樹園の有機肥料として入手する未発酵肥料(生牛糞・生馬糞・生鶏糞・おから・もやし屑)等を発酵させ有機肥料とするために、籾殻と混ぜ又は、未発酵肥料の上に被せる。堆肥の発酵の際、微生物等の活動に温度と水分が関係するため、籾殻で堆肥を覆うことにより保湿・保温機能が働き、発酵が促進される。

・籾殻活用の失敗談
 管理人は以前、堆肥と大量の籾殻を積んでいる近くで、ゴミを燃やしたところ籾殻に引火したことがある。
 ご存知の人も多いと思うが、籾殻は、引火しても燻るだけで大きな火にはならない。しかし、撥水性に優れ、内部の隙間に燃焼に必要な空気をもつため消火が難しく、鎮火までに約30~50㎡焼失した。
 燃焼している籾殻は、燃焼速度が非常(数日間燃え続ける)に遅く、風や雨天程度では鎮火しない。燃焼させる際には、数日先まで天気に確認した上で行う必要があります。
籾殻 ゴミ袋に入った籾殻
 脱穀しているところに袋を持ち込むと無料で分けてくれることが多い。管理人は、大量に使用するためトラックにバラ詰めで直接積載して搬入しています。

果樹栽培の肥料
 ・肥料は用いる時期については、果樹肥料の時期と効果
  ・もみ殻の利用については、籾殻 もみがら
   ・灰の利用にいては、草木灰の効果と使い方
    ・コーヒーの出涸らしの利用については、コーヒー滓 肥料

肥料を使用しての土作りについては、
梨の病気被害と対策>「農業の土づくり」にて紹介しています。


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