果樹の苗木
苗木とは、一般に移植用の幼い樹木のことです。ですから理屈上、「挿木」や「種」から育てることも可能です。しかし、あくまで理屈であり栽培では当サイトの管理人は、市販の苗木を購入をおすすめしています。※趣味栽培であえて種から育てると、市販されていない品種の栽培や、特有の苦難もあり喜びも違います。それはそれで良いと思います。
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市販の苗木と種から植えた実生苗の違い
・果樹の苗木の特徴野菜では、「接木」と「自根」がそれぞれ区別されて販売されています。ところが、果樹ではそういった区別なく市販されている苗木の殆どは、接木(根の部分と本体部分は別)になっています。
一般に、
根の部分 ・・・ 生命力のある原種に近い品種
本体 ・・・ 収穫を目的とした、新品種
・自根栽培による弊害の例
栗の場合 ・・・・ 成長するが、収量(実の量)が格段に少なくなる。
梅の場合 ・・・・ 栗に同じ。
梨の場合 ・・・・ 木の生命力が弱く、病気に弱い。収量も少い など
柿の場合 ・・・・ 実るまで非常に年数がかかる。
「桃栗3年、柿8年」のことわざの通りになる。苗木なら4年程度で実ります
びわ場合 ・・・・ 実るまで非常に年数がかかる。自根だと10年たっても実らないかも(多分実らない)。
野菜の場合 ・・・・ 茄子等では連作障害の為であり、連作障害のない地面では大きく変わらない。
・果樹の苗木の取扱い
野菜の接木と異なり、接木した部分に接木作業時のビニール(テープ)が巻かれています。植えるときは必ずビニールを外してください。
泥などが付着してわかりにくい苗木もあります。ホームセンターで市販されているものには、テープが巻かれていないものもありますが必ず確認して下さい。
・苗木の植え方
苗木の植え方や、市販苗と農業の苗木の違いなどの紹介は、果樹の栽培方法(梨の育て方)>「梨の苗木を植える」で詳しく紹介しています。
・栽培する果樹を選ぶ
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・実生苗より市販苗をすすめる理由は、苗木を購入する理由へ