果樹棚の支柱立て方

 果樹棚を支える支柱。既設の果樹棚に支柱を追加して立てることにより、果樹棚を大幅に補強します。

・主な資機材
・果樹棚用の支柱
 防錆に溶融亜鉛ドブメッキが施された支柱を使用します。
・支柱用の土台
 コンクリートの土台を使用します。
・防鳥吊キャップ
 防錆に溶融亜鉛ドブメッキ、吊り番線が行えるフック付きです。
・交差クリップ(26mmくらい)
 果樹棚の番線を動かないよう固定に使用します。

・注意
 今回紹介している方法は、支柱を追加することによる果樹棚補強を目的としているため、正しい立て方ではありません。
 本来、支柱を立てるときは先に番線を防鳥吊キャップに通した後、支柱を立てます。各支柱の上部に番線が十字に通り支柱のズレ防止と、防鳥ネットを支える棚を構成します。
 本来の正しい方法で支柱を立てる時は、番線による棚の構成作業と同時進行となり、大変大掛りな作業であり、失敗出来ない重要な作業です。本職でも一生に1度か2度しか行わない作業であり、その工程の多さと難しさから専門業者に委託することが多い作業です。

果樹棚の支柱追加

防鳥吊キャップ写真支柱土台写真果樹棚支柱写真 使用する資機材
左から
・防鳥吊キャップ
・支柱用の土台
・果樹棚用の支柱
支柱を立てる場所写真 支柱を立てる場所
 他の支柱の場所。果樹棚の負荷状況を確認し、支柱を追加する場所を決めます。写真では、緑のスコッパを立てた場所に支柱を立てます。
※支柱の先端(防鳥吊キャップ)のズレを防止できる番線が通っている場所。後に他の作業の邪魔にならない場所をを選びます。
支柱を埋める写真 支柱の土台を埋める
 果樹の支柱は、重量を支える為に接地面に鉄板が付いたもの。土台をかませるなどで接地面を大きくして重量を支える構造になっています。地上部分に、コンクリートの土台や鉄板を露出させると草刈等の作業に邪魔になるため埋設します。
果樹支柱を立てる写真 支柱を立てる
 埋設した土台に支柱を載せます。
 支柱を載せたとき、他の支柱の高さと同じになるように深さを調整します。
防鳥キャップ写真 防鳥キャップを載せる
 立てた支柱に防鳥キャップを載せます。
番線と防鳥キャップ写真 防鳥キャップと番線の関係
 本来防鳥キャップは、十字(クロス)の溝に沿って番線を通して使用します。
 しかし、支柱を後から追加すると番線も新たに追加しなければ防鳥キャップに通すことが出来ません。
 そこで、一旦番線の下に重なるように設置し、次の工程で番線とキャップを固定します。
番線の固定写真 防鳥キャップと番線を固定
 防鳥キャップの上部は夏に防鳥ネットをかけるため、凹凸があるとネットと引っかかります。
 番線との固定には、防鳥キャップの十字(クロス)の溝の内、既設の番線と並走している溝に番線を通し、番線通しを交差した後、果樹棚に下ろして締め付けます。
果樹支柱の固定写真 防鳥キャップと番線を固定
 番線と固定した全景です。
 ズレ防止の観点では、2方向のため不十分です。
しかし、支柱先端に番線が擬似的に通っているため、防鳥ネットの邪魔になることなく立てれます。
吊り番線写真 吊り番線
 果樹棚を吊り上げる吊り番線を行います。
 吊り番線を行うと、単に果樹棚を吊り上げるだけでなく、各方向から引っ張ることにより支柱が安定します。
吊り番線の張り写真 吊り番線
 吊り番線を締め付けます。
 最初の吊り番線は、支柱が安定していないため、強く引くと支柱が傾くため、支柱が真っ直ぐになるとちょうど良くなる長さで締め付けます。
 支柱の対角線になるように順に作業を行い、支柱の傾きを調整しながら行います。
安定した果樹支柱写真 安定した支柱
 左右2本づつ4本の吊り番線を行い、果樹棚を吊り上げ、支柱も安定しました。
 果樹棚が下げっているようであれば、吊り番線を追加します。
穴の埋め戻し写真 土台の埋め戻し
 土台を埋めるのに開けた穴を埋め戻し、作業が終了です。
果樹棚の整備
 ・果樹棚を支える支柱については、果樹棚の支柱立て方へ

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