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カイガラムシ類の薬剤防除

 カイガラムシ類は果樹の幹や枝に寄生し、長期に渡り樹勢を衰えさせます。
 その防除(駆除)では、卵や虫の体が被膜物質に覆われ、薬剤による防除が難しい害虫です。
 薬剤防除では、石灰硫黄合材及びマシン油を使用できる冬季を除くと、被膜物質に覆われていない幼虫期間での防除が重要となります。

カイガラムシ類に効果がある農薬(殺虫剤)

幼虫期の防除時期:
5月~6月 第一世代の幼虫が発生する時期

薬剤防除の注意点:
・幼虫が発生する最盛期に薬剤防除を行う。最盛期の判断は可能であれば各農園毎に目視で判断する。
・薬剤散布では幼虫でも薬剤耐性強いため、斑なく散布し、かけ漏れや散布量が少ない箇所がないよう注意する。
・薬剤防除は期間空けて異なる薬剤で2回以上行う。
・効果のある薬剤の中でもスプラサイド水和剤は効果がある幼虫期が他の薬剤より長いため、優先的に使用する。
・カイガラムシに効果のある薬剤(殺虫剤)は使用時期(収穫前までの期間)が長い物があるため、使用時期と使用する薬剤に注意する。

登録のある殺虫剤:
 希釈倍数は使用する作物により異なります。使用する際はパッケージを良く確認して使用してください。
 殺虫(防除)効果は被膜物質に覆われる前の幼虫期に効果が高く、その他時期(成虫、卵)には効果が低く十分な効果を得ることができません。

・アクタラ顆粒水溶剤
希釈倍数・・・2000~3000倍
適用作物・・・かんきつ、なし、りんご、おうとう、もも、ネクタリン、うめ、ぶどう、マンゴー、アセロラ、バナナ、グアバ、いちじく、かき、

・アプロードフロアブル
希釈倍数・・・1000~1500倍
適用作物・・・かんきつ、みかん、なし、りんご、おうとう、もも、ネクタリン、あんず、うめ、すもも、ぶどう、マンゴー、パッションフルーツ、いちじく、くるみ、樹木類

・オリオン水和剤40
希釈倍数・・・1000倍
適用作物・・・かんきつ、りんご、なし、もも、ネクタリン、ぶどう、かき、うめ、びわ

・オルトラン水和剤
希釈倍数・・・1000~1500倍
適用作物・・・いちじく、かき、ぶどう

・サイアノックス水和剤
希釈倍数・・・1000倍
適用作物・・・りんご、マルメロ、ネクタリン、すもも、ぶどう、おうとう、みかん、ブルーベリー、もも、なし、かき

・スプラサイド水和剤
希釈倍数・・・1500~2000倍
適用作物・・・かんきつ、しんご、なし、もも、ネクタリン、ぶどう、かき、おうとう、キウイフルーツ、うめ、すもも、くるみ、なつめ、

・スミチオン水和剤40
希釈倍数・・・800~1200倍
適用作物・・・りんご、なし、もも、ぶどう、かき、おうとう、くり

・スミチオン乳剤
希釈倍数・・・1000倍
適用作物・・・なつみかん、みかん、おうとう、かき、なし、ぶどう、りんご、もも、うめ、

・ダーズバンDF
希釈倍数・・・3000~4000倍
適用作物・・・みかん、なし、りんご、かりん、もも、ネクタリン、すもも、ブルーベリー、りんどう

・ダントツ水溶剤
希釈倍数・・・2000~4000倍
適用作物・・・りんご、なし、もも、ネクタリン、おうとう、うめ、すもも、あんず、ぶどう、かんきつ、かき、いちじく、びわ、なつめ、さんしょう、オリーブ、マンゴー、パパイヤ、ブルーベリー、キウイフツーツ、パイナップル

・バリアード顆粒水和剤
希釈倍数・・・2000~4000倍
適用作物・・・なし、りんご、おうとう、もも、ネクタリン、うめ、すもも、ぶどう、かき

・マラソン乳剤
希釈倍数・・・1000~2000倍
適用作物・・・かんきつ、おうとう、かき、なし、ぶどう、りんご、もも、うめ、びわ

・モスピラン顆粒水溶剤
希釈倍数・・・2000~4000倍
適用作物・・・かんきつ、なし、りんご、かりん、びわ、おうとう、もも、ネクタリン、うめ、すもも、ぶどう、ブルーベリー、マンゴー、あけび、オリーブ、パッションフルーツ、アセロラ、いちじく、かき、キウイフルーツ、くり



カイガラムシ類
 ・カイガラムシ類の幼虫期に効果がある農薬については、カイガラムシ類の薬剤防除へ

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