ハダニ類
主な種類共通 ・・・・ ハダニ類(カンザワハダニ・ナミハダニ・ミカンハダニ・リンゴハダニ)
サビダニ類(ナシサビダニ)
梨・リンゴ等が被害にあう。
ミカンハダニや、リンゴハダニも梨に被害を与える。
|
著しく木が衰弱する。葉が黄色くなり、落葉する。
また、大きく被害を受けた木では新芽にまで被害が及び翌年にわたり気の成長が著しく遅れる。
対処と予防
ダニ類は非常に生命力が強く、繁殖も早いため、一旦発生すると駆除するのが難しい難害虫です。多発すると薬剤防除では薬剤単価が高いだけでなく、1度の防除では駆除しきれません。
被害(多発)が確認される前に計画的な防除実施が必要となります。
専用の薬剤(殺ダニ剤)を使用してもハダニ種類やステージ(卵、幼虫、成虫)によって効果のある薬剤が変化します。
果樹のハダニの防除について詳しくは、果樹のハダニ類防除へ
主な種類
ダニの発生の確認方法
① ダニらしき被害が出ている葉の裏を白手袋(軍手)の指でなぞってください。
赤茶色の染みが手袋に付着すればダニが繁殖しています。
② ダニは、蜘蛛に分類されます。
風のない朝一番に畑に入って、蜘蛛の巣が見えないのに蜘蛛の巣にかかったような感触があればダニの糸です。ダニが繁殖しているとみて間違いないでしょう。
③ 被害が出ている葉を白い紙の上ではたきます。
落ちた粉の中に、白い紙の上で動く粉があればダニです。
その他
ダニ剤を使用すると、通常の防除で死なない蜘蛛も駆逐する。ダニは蜘蛛綱で同じ分類の節足動物であるため。大量に発生すると、そのまま越冬し数年にわたり被害を与え続ける。
写真左:ハダニの被害を受けだ梨の枝。中心に写る一振りがハダニの被害を受けています。 写真右:梨の歯からぶらさがるハダニ(カンザワハダニ)。蜘蛛同様に糸をひいてぶら下がっています。 写真:梨の表についたダニ(カンザワハダニ)。 |