防鳥ネットの後片付け
防鳥対策に使用した防鳥ネットの片づけを行います。きちんと片付けることで翌年以降も使用することができ、ネットの品質にもよりますが最長で10年以上使用することが出来ます。ネットを張ったまま降雪があると、ネットの上に積雪し、果樹棚が重みで潰れることがあります。
なんらかの事情で外せない場合は、ネットをナイフなどで切断し、雪が積もらないようにして被害を防止します。
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防鳥ネットの後片付け
片付ける防鳥ネット 約3ヶ月間、果樹園を鳥の被害から守ったネットです。 写真では、設置した時と様子に大きな違いは見えません。しかし、夏に延びた新梢が突き出ていたり、防風林の杉の枝が引っかかる等しています。 |
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作業の手順 ネットを張った時の逆の手順で片づけを行います。 ネットを固定している紐などを外し、ネットを動かせるようにします。 |
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網を引き寄せる 漁師のように網を引っ張り手繰り寄せます。 ネットが大きい場合は、引っ張る箇所に負荷がかかり裂ける為、数回に分けて少しづつ手繰り寄せます。 |
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突き出た新梢 夏に延びた新梢がネットを突き出ています。 ネットを引くことで外れる場合もあります。しかし、突き出る長さが長く、裂けるような時は先に新梢の切り落としや、枝を倒すなどして網が裂けないようにします。 |
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巻きついた杉の枝 台風などの強風により、果樹園の周りの防風林の枝が折れてネットの上で絡まっています。 片付けに巻き込むと、翌年ネットが広がらなくなるため取り外します。 |
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片付けたネット 果樹園周囲の支柱で支えられた丈夫なワイヤーにネットを束ねて固定します。 翌年の7月頃まで約9ヶ月間、風雨に晒されるので、しっかり固定します。 また、降雪により雪が積もるため、出来るだけ小さく纏めます。 |