摘果
数ある花芽の中で、実らせるの向かない花芽を紹介します。摘果作業では、果実の形や大きさだけでなく基となっている花芽の付き方を確認して実らせましょう。
・主な摘果に向かない花芽
・葉がない、花芽(下部に写真で紹介)
・遅れ花による花芽(下部に写真で紹介)
・下向きの生える花芽
の3種類です。
この内、下向きの花芽は摘蕾のページでも紹介していますが、実の太りが悪いとういう欠点と、降雹被害を受けにくいという利点があり、一概に向かない花芽とは言えません。
管理人の地域では、降雹の恐れもあり、年によっては重要な花芽の時もあります。
幸水梨等では内部から腐る芯腐れ症になりやすく、感染し易い果実を摘果作業で判断できます。詳しくは、梨の病気被害と対策芯腐れ症>「梨芯腐れ症の予防と対策方法」にて紹介しています。
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摘果に向かない花芽
葉がない、花(果実)芽 摘果作業時に大きくて形が良くても、おいおい実の太りが悪くなることから、摘果に適しません。 |
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遅れ花による花(果実)芽 赤でくくった部分の花芽が、遅れ花で結実した果実です。 摘果初期には通常、他の果実(元部分)に比べ、小ぶりのため自然と残す人は少ない果実ですが、大きさだけでなく、甘みが少ない(味が薄い)実になります。 摘果を行う時期によっては、果実の成長が大きくなるため、初心者の方で残してしまう方の意外と多いそうです。要注意です! |
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3~5番果の内、外観を確認し、病気の感染や傷等が無く、形が良い果実を選び、不要な果実を落とします。 可能であれば、真上を向いた果実も避けて選びます。 写真では、3番果を残すことにしました。 摘果作業により必要な1個(又は、2個)となり、作業完了です。 梨の実らせる個数判断は「梨の摘果の適正個数」ページへ |
・健全以外の「梨の摘果に向かない花芽」ページへ
・梨の実らせる個数判断は「梨の摘果の適正個数」ページへ
・1つの花芽に2個実らせる方法は「2個の梨の摘果」ページへ