農薬
数ある農薬、種類と効果が様々で非常に解りにくいです。特に、同一の病気に対する農薬でも、発生後でも効果がある特効薬と、発生前に使用すると効果がある予防薬といった違いが解りにくく、パッケージを読んだだけでは本職でも判断に困るところです。
そこで、管理人の使用経験に基づいて、説明します。農薬の詳しい内容は、メーカー情報や、パッケージをよく読んでください。
ここでは、実際に使用してどんな効果があったかを紹介してます。
・特効薬と使用する農薬(主に駆逐防除として使用する農薬)
既に発生し蔓延した病気、ハダニ類の被害が確認され駆除が非常に難しい害虫等に使用する特殊な農薬。
特効薬として効果があるものは、種類も少なく、他の農薬と比較して割高な物が多い。耐性菌の発生リスクが大きい。発生前の予防としてもの効果が期待できない。
・予防薬として使用する農薬(主に予防防除として使用する農薬)
病気や害虫が発生する前に使用する農薬。種類も多く、安価な物から高い物まで幅がある。耐性菌の発生リスクが小さい。また、複数の果樹、野菜、その他園芸に共通して使用でき、多種多様な病気や害虫に対して効果があるなど、使い勝手の良い物もある。しかし、使用時期が遅れ一度病害虫が発すると効果が期待できない。
・特効薬、予防薬どちらでも使用できる農薬
特効薬、予防薬の両方の側面を有している農薬。便利であるが、同一種類の農薬使用は使用制限がある。また、重ねて使用することにより病害虫に耐性がつく問題も発生する。
実際管理人の地域では、特定の病気に対して、ある製品の特効薬が耐性の問題(と思われる)から効果が期待できなくなった物もある。
※駆逐防除、予防防除とは、管理人が説明に区別している勝手な呼び方です。
※農薬を複数種類混ぜると、凝縮・薬害等が起きる場合があります。混ぜるときは、農薬混用事例集を参考にするとともに、混合表で確認してもリスクがあることを承知の上で自己責任で行ってください。
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防除の種類
梨の農薬(殺菌剤) | |
薬剤名 | 主な効果 |
トリフミン水和剤 バイコラール水和剤 |
区分:主に特効薬 黒星病・赤星病・うどんこ病 本職用(大袋)はこちら トリフミン水和剤 500gバイコラール水和剤 500g
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オキシラン水和剤 | 区分:主に予防薬 黒星病・黒班病・輪紋病(リンモン病) 散布後、有機胴により緑色が付着する為、一時的に見た目が汚れます。 |
幅広く使用が可能な総合殺菌剤※1 | |
トップジンM水和剤 | 区分:主に予防薬(総合殺菌剤) 黒星病・うどんこ病・腐らん病・輪紋病心腐れ症(胴枯病菌)・胴枯病・白紋羽病 使用用途が多く、趣味の園芸栽培でも重宝します。 本職用(大袋)はこちら トップジンM水和剤500g
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オーソサイド80 | 区分:主に予防薬(総合殺菌剤) 赤星病・黒星病・輪紋病・疫病 使用用途が多く、趣味の園芸栽培でも重宝します。 本職用(大袋)はこちら オーソサイド水和剤80 500g
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キノンドー水和剤 | 区分:主に予防薬(総合殺菌剤) 黒斑病・黒星病・輪紋病 使用用途が多く、趣味の園芸栽培でも重宝します。 本職用(大袋)はこちら キノンドー水和剤40 500g
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梨の農薬(ダニ剤) 殺ダニ剤の選択へ | |
ニッソラン水和剤 | 区分:やや予防薬向き ハダニ類 主に発生確認前に使用すると効果的。 長期にわたり効果が持続する感じです。 本職用(大袋)はこちら ニッソラン水和剤 500g
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コロマイト水和剤 | 区分:特効・予防兼用薬 ハダニ類 微生物から生まれた殺ダニ剤です。 |
アカリタッチ乳剤 | 区分:特効薬 ハダニ類 卵にには効かない。窒息死により駆逐するタイプの珍しい薬剤。 |
オサダン水和剤25 | 区分:主に特効薬 ハダニ類 成虫、幼虫に効果がある。卵にには効かない。 やや高価です。 |
ダニトロンフロアブル | 区分:主に特効薬 ハダニ類 成虫、幼虫に効果がある。散布してもミツバチに影響が少ない。 高価です。 |
※1 総合殺菌剤という呼び方は、使用用途からみた管理人の勝手な呼称です。 |
・防除(病害虫の駆除)
・ 環境的な防除については、病害虫の防除の種類へ
・農薬については、農薬の種類と選び方へ
・ダニに対する農薬については、殺ダニ剤の選択へ
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