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梨の果肉が茶色など変色する主な症状

 梨を切ったところ果肉の一部が透明や、芯の周りが茶色に変色している。果肉にまだら模様に茶色の筋のような部分がある。表皮の一部が赤茶けている。小さな輪のような傷みがあるなどの主な症状です。
 果肉障害等は、病気や果樹の生理障害により発生し、梨の品種ごとに発生する症状に違いがあります。

表皮・果肉が変色する主な症状

日焼けした梨 日焼けした梨
・症状のある品種
 全品種
・症状
 表皮が部分的に濃いオレンジ色(黒い茶色)に変色や、赤茶ける。軽度であれば皮を剥けば問題ないが、酷い場合は果肉が締まり固くなる。
輪紋病 輪紋病
・症状のある品種
 主に幸水、二十世紀、豊水
・症状
 表皮が丸い輪のように腐敗が始まる。

枝や幹に発生する病気と同一のものです。
詳しくは、梨の病気被害と対策>「輪紋病」へ
芯腐れ症 芯腐れ症
・症状のある品種
 主に幸水、愛宕、鴨梨(ヤーリー)
・症状
 置いておくと梨の尻の部分に茶色の水が溜まり、溜まった水は腐敗臭がする。

・症状
 切ると芯の部分を中心に茶色く腐敗している。
専門資料:芯腐れ症>「梨芯腐れ症の予防と対策方法」へ
芯腐れ症 
梨のみつ症の原因と対策方法 ・みつ症
・症状のある品種
 主に豊水梨、新高梨の果実
・症状
 果肉が透明になりシャリシャリとした食感がなくなる。
 詳しくは、「 梨のみつ症の原因と対策方法」へ
梨のコルク状果肉障害の原因と対策方法 ・コルク状果肉障害
・症状のある品種
 主にあきづき梨、王秋梨の果実
・症状
 梨の果肉の一部が褐色の筋のように変質する。
 詳しくは、「梨のコルク状果肉障害の原因と対策方法」へ

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