輪紋病 

・被害箇所
 枝、幹、果実等
・影響(枝・幹)
 感染部分の生命力が弱くなる。感染箇所の壊死。枝の感染部
・影響(果実)
 収穫時期に表皮から腐敗する。果実の感染部
・果実での発症の多い品種
 主に幸水、この他、豊水、二十世紀 など
・発生時期(感染時期)
 4月~8月頃
・対処(枝・幹)
 感染部分の表皮の除去。
・対処(果実)
 感染した場合、収穫時期まで判断できず対処できない。
・越冬情報
 感染した枝で越冬する。感染箇所は「いぼ」のようになっている。
・予防
 果実の感染は、病気耐性のある品種を選ぶ。幸水が感染しやすく、豊水では果実の感染を確認したことが無い。果実の袋がけか、感染時期の防除が有効です。

輪紋病写真

梨のの感染部と対処法
輪紋病
樹木についた病班
 病班が出て1年目の為、2~3㎜大のものが左の写真で2個、右の写真で1個あります。放置すると面積・個数ともに拡大します。
 側面から見た感じです。凸と盛り上がっています。
病班を削ったあと
 表皮を鎌のようなもので削り、病班を除去しました。感染して間もない為、わずかに削るだけで除去できました。
 感染が酷い(数年に渡り長い)と、茶色の感染部が広がっているため、大きく削る必要が出てきます。写真のように削り口が白くなれば除去が完了です。
 除去後、保護剤を忘れずに塗って下さい。胴枯れ病の感染原因となります。
梨の果実の感染部
梨リンモン病の写真 収穫当日

 梨が赤く熟した時に突然黒く丸い病斑が発生します。
りんもん病写真 収穫3日後

 黒い病班のまわりから急速に変色して広がっています。
りんもん画像 収穫5日後

 病班の周りから腐敗が広がっています。

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