フルーツセイバーの混用事例

 三井化学アグロ株式会社の果樹用殺菌剤「フルーツセイバー」は、「アフェットフロアブル」の果樹専用剤として開発され、有効成分が同一となる「ペンチオピラド」によるSDHI剤です。
・フルーツセイバーの使用と混用について
 フルーツセイバーは2013年3月に販売が開始された新しい果樹用殺菌剤です。殺菌種別について珍しく、既存の耐性菌に対する有効性が期待できる反面、農薬混用事例などに記載がないため使用し難い薬剤です。
 使用方法に差があるものの「アフェットフロアブル」と比較して安価に防除に使用することができます。

フルーツセイバーの混用表

混用製品名・殺虫剤 林檎 ぶどう 黄桃 
アーデント水和剤          
アクタラ顆粒水溶剤          
アグロスリン水和剤          
アディオン乳剤          
アドマイヤー水和剤          
アルバリン顆粒水溶剤
スタークル顆粒水溶剤
         
サイアノックス水和剤          
サムコムフロアブル10 ● 
スカウトフロアブル  
スプラサイド水和剤          
スミチオン水和剤          
ダーズバンDF          
ダントツ水溶剤          
テルスター水和剤          
フェニックスフロアブル    
モスピラン顆粒水溶剤       
ラービン水和剤          
ロディー水和剤          
ロンダンフロアブル          
混用製品名・殺ダニ剤 林檎 ぶどう 黄桃 
コノマイト水和剤
ダニコングフロアブル
ダニサラバフロアブル           
ニッソラン水和剤           
バロックフロアブル
マイトコーネ     
混用製品名・殺菌剤 林檎 ぶどう 黄桃 
アクサーフロアブル        
スコア顆粒水和剤
 ストロビードライフロアブル
 トップジンM水和剤          
※平成28年10月27日調査 新規農薬である「フルーツセイバー」の混用については、混用事例が少ない状態にあります。これに対して先に市販されている同一成分の「アフェットフロアブル」では非常に多く混用事例があります。
 「フルーツセイバー」と「アフェットフロアブル」はフロアブル製剤であり、有効成分が同一であるため「アフェットフロアブル」の混用事例を参考に使用しても大きな支障がでない可能性が大きいですが、未確認の混用使用についてはリスクがより大きくなります。
 当サイトの管理人は梨農家の為、梨(日本なし)での混用事例を中心に紹介しています。西洋なしでは混用事例が異なります。

フルーツセイバーの効果について

 フルーツセイバーの防除価については、長崎県病害虫防除所「平成30年度ナシ黒星病菌に対する薬剤感受性検定成績書」において、防除価がスコア顆粒水和剤、スクレアフロアブル等より高い結果が示されました。
 当サイトにおける「ナシ黒星病の予防薬の防除効果・残効性・耐性菌発生リスク一覧表」では、試験データが少ないため数値を変更していませんが、表示している数値より効果が高いことが見込まれます。
 詳しくは、果樹栽培ナビ ブログ > フルーツセイバーが梨の黒星病に高い防除効果 2018年薬剤感受性検定成績(別ウィンドウで開きます)


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