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トップジンMペースト 使い方(保護剤の使用)

 剪定作業等で切断した枝の傷口に保護剤を使用し、病気の感染を予防します。

・保護剤使用の目的
 梨の栽培で保護剤を用いる最大の理由は、胴枯病と材質腐朽菌(サルノコシカケなどのキノコ類)の予防です。特に、胴枯病に弱い品種(幸水など)の栽培では重要な作業です。

・保護剤使用の効果
 ・病気の予防(てんぐ巣病、胴枯病、紅粒がんしゅ病、晩腐病、腐らん病 等)
 ・傷口のゆ合促進
 ・切り口の枯込防止及びゆ合促進、木材腐朽
 この中でも、管理人の実感として、胴枯病と枯込の防止には特に大きな効果があります。

・使用薬剤
 トップMペースト 1kg (農業用)
 ホームセンターに100gのチューブタイプも市販されています。
 剪定作業に切断した傷口の殆どに使用するため、箱で購入し使用しています。

・使用箇所(部位)
 胴枯病に弱い品種(幸水等)では、感染しやすく、感染後の侵食も早く、侵食が幹に到達すると丸ごと枯れる恐れもあるため、枝の先端等を切り返した傷口を含め全ての傷口に使用します。

 胴枯病に強い品種(豊水等)では、感染しにくく、また感染しても侵食が遅いのでので感染箇所を切り落とす等の処置を有効に行えます。そのため、作業の軽減から幹や主枝、亜主枝の傷口に使用し、枝の先端部などの小さな傷口は気付いた範囲で使用します。(無理に使用する程の必要はない。)

・効果的な使用
 傷口の発生の都度、速やかに保護剤を使用することが望ましいです。
 しかし、作業の都度では効率が悪いです。そこで、以下のように注意をはらい作業を行います。
 胴枯病の感染は、雨により傷口から感染します。
 そこで、天候を確認し、雨天までには保護剤が使用されているようにします。晴れていれば後日に纏めて保護剤を使用する方が、効率の良い作業を行うことができます。鉢植え栽培では、保護剤の使用が間に合わないとき移動させて雨を避けておけば感染を予防することができます。
<トップジンMペースト 使い方>
 1kg入りの農業用トップジンMです。
 乾くと、凝固するため大量に使用する農業者向けです。
 ホームセンター等に100g入りのチューブタイプも市販されています。
 薬剤に付属している刷毛を使用し、傷口(切断面)に満遍なく塗ります。
 傷口(切断面)全体を覆うように濡れば作業完了です。放置すると数十分で表面が固まり、その後全体が完全に固まります。

梨の剪定
 ・梨の剪定1 苗木~3年目頃
  ・梨の剪定2 4年目頃から
   ・剪定作業の樹勢バランスの判断方法
    ・主枝の復活
     ・梨の剪定3 樹勢バランスを整える方法
      ・剪定鋏の使い方
       ・トップジンMペースト 使い方(保護剤の使用)


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