梨の剪定
梨の剪定は、「技能」・「技術」・「理論」のバランスによって最適な果樹の生育と最大の収穫量を目指すです。しかし、それはそれとして簡単にわかりやすくを目指して説明します。剪定は果樹のステージ毎により目的も異なります。主に若木の形成期0~3年目までと4年目からで大きく変わります。
・実施時期
11月(または、落葉後)~翌3月
剪定は果樹の休眠期行うことが基本です。しかし、休眠期は胴枯れ病菌等の病気感染のリスクがあるため、主枝等の大きな枝を切るときはあえて4月頃の活動期に行う場合もあります。
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梨の剪定の成長毎のステージ
①梨の剪定1 苗木~3年目頃 1~3年目は果樹の樹形を決める大切な時期形成期(形成期)です。この時期に新梢の誘引によを行い樹形を形作ります。 |
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②梨の剪定2 4年目頃から 4年から棚付けを行い、果樹棚に広げるように整枝剪定を行います。 主枝、亜主枝を伸ばし樹勢を整えます。 |
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剪定作業の樹勢バランスの判断方法 徒長枝の発生が多い場合、樹勢が強すぎる・養分が多すぎる・剪定が強すぎる等の原因あり樹形を見ることで判断することができます。 |
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③梨の剪定3 樹勢バランスを整える方法 樹勢バランスが悪い状態を、剪定作業時に改善します。 |
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④主枝の復活方法 大切な主枝の勢いがなくなった場合、原因を取り除いて樹勢を復活すような剪定を行います。 |
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⑤剪定鋏の使い方 剪定鋏やノコギリ。使い方等を紹介。特にハサミは、うまく使うと作業効率が良くなります。 |
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⑥トップジンMペースト 使い方(殺菌癒合剤) 剪定した切り口に保護材を塗り病気(胴枯れ病菌及び材質腐朽菌等)の感染を予防します。 |
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<剪定前の果樹園> |
<剪定が終了した果樹園> |
↑ 上方からの撮影です。 → 下方からの写真です。剪定をした梨の枝がかなりすっきりしているのが判ります。 |
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梨の剪定で搬出した枝です。 写真の量で1シーズンで搬出する半分弱程度です。 |
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・梨の剪定
・梨の剪定1 苗木~3年目頃
・梨の剪定2 4年目頃から
・剪定作業の樹勢バランスの判断方法
・主枝の復活
・梨の剪定3 樹勢バランスを整える方法
・剪定鋏の使い方
・トップジンMペースト 使い方(殺菌癒合剤)