除草剤
雑草の除草作業を除草剤を用いて行います。なお除草作業は、環境的な防除の一環です。環境的な防除については、果樹の栽培方法(梨の育て方) > 防除(病害虫の駆除)> 「病害虫の防除の種類」で紹介します。・除草剤のメリット
・草全体を枯らすため、再び生えるのが遅い。
・草刈機では不可能な地下茎で繁殖する雑草を駆逐することが出来る。
・薬剤を散布するだけであり、労力の軽減が図れる。
・除草剤での除草デメリット
・僅かながらでも、栽培果樹の幹などから吸収があるため成長が阻害されることがある。
・風が強いと使用できない。(風により栽培果樹に飛散するため)
・除草剤の使用(散布)から十分な効果に2週間~かかる。(割高で即効性3~4日程度のものもある。)
・根が枯れることにより、土手等の傾斜地での地崩れが発生しやすい。
・除草剤の基本的な知識
・イネ科以外等の専用除草剤を除くと種類を問わず、殆どの除草剤は希釈倍数を濃くすると多くの雑草に効果がります。値段の安くても希釈倍数を濃くすることである程度の、高価な除草剤の効果を得ることが出来る。
・除草剤は、植物の葉をから吸収されるため、根や果樹の幹にかかっても大きな害とはならない物が多い。
・効果が大きく現れるためには、10日から2週間程度かかることも多く、散布後に効果が実感できないからと慌てない。
・除草剤使用の注意
防除用の噴霧器と、除草剤用の噴霧器は必ず別の物を使用してください。
除草剤は洗浄しても完全な除去は難しく、同一の噴霧器を使用すると作物等に害が発生する場合があります。また、除草剤用の噴霧器は薬剤が泡立つノズルが使用されています。
果樹栽培(果樹の根元)で除草剤を使用するときは、害が発生しないように、ひこばえ(蘖)を取り除いてから作業を行って下さい。果樹の栽培方法(梨の育て方) > 防除(病害虫の駆除)> 「ひこばえ(蘖)」で紹介しています。
・価格の様々な除草剤についての違いについては、除草剤の種類と効果へ
・除草剤使用についての良し悪しについては果樹栽培と除草剤の関係(管理人考察体験談等)へ
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摘花の方法
除草剤での除草作業 | |
除草剤の散布使用する動噴霧器 写真はBIGMのセット動噴と薬剤タンク200リットルです。 |
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除草剤専用の噴霧ノズル 防除用の薬剤ノズルと異なり圧をかけて噴霧すると薬剤が泡状に出るノズルです。 |
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噴霧ノズルより散布された薬剤 動噴霧器の圧力とノズルの仕組み、薬剤の成分から泡状に噴射されます。 泡状により、雑草の葉に付着しやすく、風により飛散しにくいので作物に害を与えにくく、より効果的に散布できます。防除用は霧状にでます。効果は同じですが飛散しやすく、葉に定着し難いです。 |
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除草剤の散布風景 除草剤による作業の様子です。 |
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除草剤の効果の様子 | |
散布後1週間 市販されている除草剤を希釈倍数50倍で使用。写真の中央やや右に写るアザミと思われる雑草の先端が枝垂れてきています。その他、、イネ科の雑草などは変化がありません。 |
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散布後2週間(15日目) 大きなアザミ以外、ほぼ枯れました。 アザミも弱弱しく、成長が止まり枯れる方向に向かっています。 |
・果樹の除草(除草剤)
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