きのこの除去
果樹の幹(主に根元付近)に、いつの間にか茸が生えることがあります。良く見るのが、猿の腰掛(さるのこしかけ)と呼ばれる平茸です。白い菌の塊りのようなきのこです。茸の発生は内部腐食の現れです。
・茸を取る理由
放置すると胞子の拡散による付近の果樹にうつり被害が拡大するため、防止のために除去します。茸が発生した時点で基本的に回復は見込めないのため、将来的に果樹の入替えの判断します。うつることもあります。
・茸の生えている状態
猿の腰掛が生えている果樹は、例え見た目が元気でも幹に相当な侵食をうけています。
数年で枯れる運命にあるか、樹勢いが弱る兆候です。既に、樹勢が弱っている場合は果樹の入れ替えを検討する必要があります。
なお、これまで猿の腰掛が生えた幹を切断したところを、幹の断面の半分以上が変色し枯れていました。おそらく同様の状態だと推測されます。
果樹等に生える茸について詳しくは、材質腐朽菌へ
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猿の腰掛等の茸の除去
猿の腰掛 | |
幹に生える猿の腰掛 果樹の幹の根元から、茸(サルノコシカケ)が生えています。 |
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猿の腰掛の除去 力づくで除去します。写真では踏みつけて取りました。 非常に硬くてとれないときには金槌やハンマーで叩き取ります。 |
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白い菌の塊りのようなきのこ | |
幹から生える白い茸 果樹の幹に白い塊りのような物があります。 見た目は、綿のようにも見えますが、非常に固く、きのこの一種です。 |
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茸の除去 丸っこい形と、非常に固いことから、足で踏みつけた程度ではビクともしません。 そこで、ハンマーで叩き取ります。 |
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茸の除去後 きのこを除去した跡です。 除去した茸は、胞子を飛ばさないように果樹園の外に運び出して廃棄します。 |
・幹から生える茸について詳しくは、材質腐朽菌へ